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院長日記

2017/04/30

何をしても治らなかった高齢者の坐骨神経痛の鍼灸治療

2.頑固な坐骨神経痛の鍼通電療法と生活指導のセット療法
T・H 89才 女性 千葉県大多喜町在住
(1)病歴と経過
    T・Hさんは娘さんに連れられて36km離れた町から、タクシーで来院されました。
   痛みの為に全く歩行出来ず、やっとベッドへ寝てもらいました。3ヶ月前より、腰から両下肢への坐骨神経痛で、特に右側に痛みが強いタイプでした。そこで近所の某病院へ通院していましたが、薬アレルギーがあるので薬は飲みたくないとのことで物療などの治療をするも次第に悪化し、ついに家の中も歩けずトイレも困難になりました。
    当院で1回目の治療後少しらくになったが、重症なことと遠方過ぎて通院が困難な為、1週間ごとに往診に行くことにしました。針通電治療と温熱治療の併用と、生活指導を徹底することにしました。3ヶ月間で次第に悪化した原因を分析した結果、次のような問題点が見つかりました。
(2)治らなかった原因分析
    1つは、本人が高齢の為寝たきりになるかも知れないという不安が大きく、また以前から両膝の強度な変形性膝関節症もあり、その時から痛くても我慢して動かさなくてはいけないという思い込みがあり、懸命に動いていたこと。さらに、娘さんや家族も寝込まれると介護が大変だし死期を早めるという思いから、リハビリをしなくてはいけないということで痛みを我慢させ動かしていたこと。リハビリの積もりで、トイレだけでも自分でやるようにとすすめていたことなどの理由から、とうとう動けない程、重症化してしまったということが分かりました。つまり動かすことで坐骨神経根部に出来た傷口を毎日何度もこすり続けていたのですから、治る訳がありません。
 (3)適切な生活指導と鍼灸治療で見事に回復
    そこで当院では往診に切り換え、自宅のベッドでひたすら右上にした側臥位で両股関節と膝関節を屈曲し、両膝の間に毛布を挟んで10cm位の間隔を保ち、部屋にオマルを用意して、食事もベッドで寝たまま摂るようにして、ひたすら安静を指示しました。もちろんお風呂は入りません。なぜ側臥位で股関節と膝関節を屈曲し、両膝の間にたたんだ毛布を入れた姿勢がよいかというと、この姿勢が一番坐骨神経が緩んだ状態だからです。この姿勢のとき坐骨神経の根っこの傷が一番刺激されない為、痛みが最も少ない訳です。そしてこの状態を維持すれば最短時間で治って行くのです。若し途中で痛みを誘発する動作や姿勢をとれば、治りかけた傷を再び引っかいて傷を新しくしてしまうので、また悪化し振り出しに戻るのです。
 (4)坐骨神経が最も治りやすい側臥位
    T・Hさんはあお向けやうつぶせでは痛みが強くて寝ていられなかったのです。因みに坐骨神経痛は、下部腰椎の椎間板のヘルニアや骨棘などが神経根をこすったり、圧迫したりして炎症(傷)が発生している訳ですが、その炎症の範囲に応じて下肢の支配領域に痛みが生じたものです。従ってその構造から坐骨神経が伸ばされてピンと張った姿勢のとき、神経根の傷口への圧迫が増しますので、痛みと炎症が悪化して治りにくい訳です。側臥位で膝と股関節を曲げた姿勢の時坐骨神経は一番緩んだ状態ですから傷に触らないのです。
  (5)トイレも食事も寝たままで、風呂も入らずの1週間が勝負
T・Hさんは、この側臥位をひたすら守り、食事も寝たままベッドで摂り、トイレはオマルで、風呂は入らず、1週間ほどこの状態で過した結果、痛みはピーク時に比べて半分以下になり、トイレは自分で行けるようになりました。その後、1週間に1回合計5回往診し、約1か月でほぼ完治となり、外へも出掛けられるようになり、嬉しくて自分の歩いている笑顔の写真を送って来ました。ほんとうによかったです。

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都賀治療院
http://xn--u9j816h2lhfitwuwdhu.com/
住所:〒284-0035 四街道市和田177-1
TEL:043-312-4525
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2017/04/25

意外に多い頸椎ヘルニアを頑固な肩こりと認識している人が多い

Y・Mさん長野県松本市
半年前より首肩右腕にかけて痛みとしびれがひどくて寝られないようになり昼間も1日中痛みが続いていました。整形外科のレントゲン写真で椎間板ヘルニアと診断され、通院し痛み止めを飲みましたが、一向に収まる気配が無く友人に相談したところ、千葉にいいところがあるからと言われ直ぐに来院しました。今までのいきさつを聞くと私は即座に「治ります」と断言したものです。当方の痛み理論を説明し、ハリ治療と陰指圧、筋膜マッサージを併用治療すると、大変楽になり、大いに納得し希望が出てもう半分治ったような気がします。と言って次回の予約を1週間後にして帰りました。治療後2日目から急に痛みが軽くなり2回目の来院時に痛みは残り1割で、しびれが少し残っているが殆ど良いと嬉しそうでした。その後完治してたった二回で治療終了しました。
この方の場合も痛みが治らないような生活をしていました。
治らなかった原因の一つは痛む動作を繰り返し行っていました。(試しの動作は人間だけの特徴です。また痛みを我慢して少しは動かした方が、やがてなじんで痛みを乗り越える時期が来るのではないか、と言うリハビリの考え方が浸透していて、動かしているひとが圧倒的に多いです。)
②枕の高さと形状が不適切でした。
枕の首の部分が盛り上がっていて頭が低い低反発枕でした。つまり首が後ろに反った形になります。その結果朝起きた時が一番痛く直ぐに動けないということでした。この姿勢が傷をえぐっていたのです。仕事でパソコンをやる姿勢は前に首を倒しておくと、とても楽と言うことでしたので、やはり楔形の枕を指導しましたところ、たちまち朝の痛みが無くなり順調に治ってゆきました。
15kgのカバンを痛い方の腕でわざと持ち歩いていました
この方は筋肉を鍛えるためにわざと、痛む方の腕で鞄を持つようにしていました。しかし重い荷物を持つと神経が引きぬかれるような力が働きます。そして神経根部の炎症部分が触りますので増々痛みが出ます。従ってカバンをクルマのついたものにし、転がして歩くようにして階段を持ちあがらずに、エレベーターを使うように指導しましたところ、とても楽だと言っていました。
このように生活指導はとても重要ですが、この痛むことをしないという原理を患者さんに分からせることが重要です。初診時にこれさえ分からせれば半分治ったも同然ですが、殆どの治療家はこの一大原理を指導しない為に無駄に長引いたり、悪化したりして苦痛が長引くと同時に医療費の無駄遣いにもなっているのです。従って痛みで悩む患者さんが「痛むことをしない」と言う原理を知ることが重要なのです。

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火・金休み
10~18時
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2017/04/11

頸から肩にかけてのガンコな痛みの手術回避例

1.頸から肩にかけてのガンコな痛みの症例
鍼治療と生活指導で奇跡的な完治
  K・Tさん 78才 女性 千葉市在住
(1)病歴と経過
   ある朝目がさめたら首が痛くて動かせない状態で、近所の整形外科へ受診。レントゲン写真の結果、頚椎が少し変形していると言われ、さらに詳しく検査が必要ということでMRIを実施した。その結果、首のヘルニアだからとりあえず頚の牽引と薬で治療ということで、しばらく通院したが痛みが消えないので先生に聞いたら、手術しかないと言われ恐怖と家族の反対もあって通院を止めてしまった。次に 友人の紹介で東京の整体に行ったところ、頚をぐるぐる廻したり押したり1時間位治療した。治療の最中と治療後ともに痛みがひどくなったが、治るための一過程だと思い3日おきに通うことにした。治療後2~3日すると治療直後悪化した痛みが少し軽くなり、治療すると再び悪化するということを3ヶ月続けたが結果的に当初より次第に悪化して来たので中止し、やはり整形外科医の言う通り手術しかないのかと半ばあきらめかけたが、首の手術は怖いという周囲の話も聴き、以前別の症状で通院したことのある当院へ受診。
(2)生活指導と適切な治療の組み合わせで急速に完治
   初診時、首が痛くて左右への廻旋と前後屈の動作が出来ませんでした。今までの治療方法と生活状態を聞いて分析したところ、痛みが治らない条件が三つ程みつかりました。その問題点がなぜいけないかをよく説明して、具体的な生活指導と同時に針と指圧と温熱療法を実施したら、治療3回目で痛みは1/3に激減し、10日でほぼ完治致しました。その後首から背中にかけてのコリが残ったので、少し継続して治療しました。患者さんは長い間悩んでいたので魔法のようだと感激していましたが、これが当院の得意なヒーリングポジションと治療をうまく組み合わせた「疼痛回避療法」です。
(3)治らなかった三つの理由
   a.治療の不適切
   b.生活指導の不適切
   c.枕の不適切
 (4) 詳細な分析
a.治療の不適切
    治療の不適切とは、この患者さんは頚椎の周辺の神経、靭帯、筋肉などの一部に炎症が発生して痛みが出ていると思われます。その炎症部分は知覚過敏になっていて、わずかな刺激で痛みを発します。つまり、頚椎周辺の軟部組織に傷が出来ている訳です。私達は日頃、皮膚に傷が出来ていればそこを軽く触れても痛むことを体験しています。この患者さんも同じことです。治療で首をぐるぐる廻した時にとても痛かった、と言っていましたから、その時傷口を何度もえぐっていると同じことをしていた訳です。ですから、治療中も治療後も痛みが増強した訳です。何日かすると次第に痛みが治まってきたのに、再び治療で傷をえぐるということを繰り返していたから治らなかったのです。
b.生活指導の不適切
    二つ目の間違いは、生活指導を正しくキチンとしなかったため、K・Tさんが自分で判断して我慢しながら痛む動作を繰り返していたことです。これはダメージモーションと言って、痛みを誘発する動作は傷口を引っかいて悪化させる動作です。ですから治らないのです。最初にK・Tさんの治療を担当した整形外科の先生は、生活指導と枕のことは何も指示しなかったので、今まで通りの枕と生活を続けていましたから治りませんでした。
    二番目に行った整体の先生は枕はタオル一枚の高さで仰向けに寝るよう指示しました。これが間違いでした。K・Tさんは、首を後ろに反らす動作(うがいをするときの動作)が痛くて出来ませんでした。そして少し前に傾けると楽だということでした。ということは、首の前傾を保てるような枕の高さと形状が適切だということです。つまり図のような楔形の枕が最適で、この前傾姿勢がK・Tさんのヒーリングポジションということです。
      ここで気を付けることは、この高さで実際に寝て見て少し時間を置いても痛みが出ないことを確認することです。適切であれば翌朝が楽になっているはずです。
c.枕の形状の不適切
次に枕の形ですが、K・Tさんは首を後ろに反らしたとき痛みが出る訳ですから、そる姿勢になるような枕は不適です。例えば医療用枕として世に出廻った低反撥の枕やドーナッツ枕は頚の部分が盛り上がっています。このような枕は、当然K・Tさんの場合は首が反りますから痛みが出るはずです。現に始めに整形外科へ通院の際はこちらを使っていたとのことです。K・Tさんは医療用の枕だからよいはずだという思い込みから、寝ると痛いという現実を無視して、これを使い続けたものと思われます。結局K・Tさんの場合は、枕なしのタオル1枚の高さで寝ると後ろに反っているのと同じなのです。首の部分が頭の部分より盛り上がっている低反撥の枕のときも、毎朝起き上がる時痛くて起きられないという状態でした。朝方痛みが強いということは夜の間の姿勢がよくないということの証明です。しかし、楔形のスロープ状の枕に調整してからは朝も非常にらくに起きられるようになり、それと同時に動かしても痛みがうんと減って来たということです。つまり、頚椎周辺の一部にあった傷が治り始めたのです。そしてそのままどんどん治り、10日ほどで完治してしまったのです。K・Tさんの症例は、日常の中で『痛む動作と姿勢をしない』という法則が見事に証明された症例です。皮肉なことに人間以外の動物は本能的に痛いことはしないのですが、大脳の発達した人間だけが間違った知識で判断して、痛むことを繰り返した結果治らないのです。

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2017/04/04

変形性膝関節症の鍼灸治療と有効な運動法

変形性膝関節症は特に中高年女性に多発します。若い時に過激なスポーツ経験、特にバレーボールやバスケットボールなど膝に苛酷な負荷がかかるスポーツ、また階段の昇降の多い仕事、肥満で膝に負担のかかる長期間の生活などで発生します。

その際、水が溜まったり、痛みが発生しますが殆どの方が、こうなった原因は、筋肉が衰えた結果、症状が出ていると判断します。

そこで、歩いたり、筋トレしなければだんだん悪化して、しまいには歩けなくなると思い込み、痛みを我慢して運動を続け、次第に痛みと変形が進み、残念ながら、最終段階は人工関節になってしまう人がすくなくありません。

そこまで進行しないで、日常生活位は快適に出来る対策があります。

始めに、筋肉が低下した結果、関節に痛みが出たという判断は正しいです。しかし、その対策が間違っています。

痛みは関節内に炎症が発生したサインです。それがひどければ水が溜まります。
全ての動物にとって痛みは危険を知らせる信号ですから、痛みを出さない生活に切り替えれば、最短時間で治ります。

ところが人間だけは、少しは痛みを我慢して運動しなければ、次第に悪化して、やがては歩けなくなってしまうのではないか、という不安が根強くあります。その為痛みを我慢して、間違った運動を続けてしまうのです。

そこで治るための正しい考え方と運動法ですが、先ず、痛みが出たら、直ちに痛みが出ない生活に切り替えます。

ある程度痛みが治まってきたら、痛みが出ない方法で運動を徐々に開始します。その際運動中も、運動後も痛みが出ないという条件内で実効します。

運動法は膝に過重がかかるスクワットやウオーキング、階段などは悪化しますので、いけません。

椅子に座って膝を伸ばしてそれを10~30秒間維持する、余裕があれば反対の足を伸ばした足の足首に乗せて、重しにするなどで充分です。

これを気が向いた時、または、テレビを見ながら、パソコンをやりながら、やればよいです。この方法は膝に重力がかからず、膝を壊すことなく筋トレが出来ますので、安全です。

治療は鍼やキュウが痛みや循環障害を急速に改善出来るため、良く効きます。

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豊富な専門知識とノウハウを持ち、肩こりや腰痛、ヘルニアや不眠症をはじめ、お体のお悩みに関するアドバイスをブログで配信しておりますので、ぜひ四街道市にある都賀治療院院長ブログをご覧ください。

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